独立・開業の方法を、公認会計士・税理士小松由和が解説するホームページです。

独立開業する前に

 独立開業前は夢と不安が交錯する期間になります。「自分だったら絶対うまくいく」という願望と、「もし失敗したらどうしよう」という焦燥感の間で心が揺れます。でも、その前に冷静になりましょう。
 独立開業を決意したら、休日などを利用して積極的経営準備と消極的経営準備の2つをまずやっておきましょう。積極的経営準備とは

  1. 経営計画書の作成
  2. 資金繰り計画の作成
  3. 商号・屋号の選定
  4. 開業をする事業所場所の選定
  5. 共同事業者・従業員の選定
  6. 人脈作りを積極的に行う
  7. 事業案内、名刺デザイン(これはあとでやると時間が食われます)

などがあります。

一方、消極的経営準備とは、特にサラリーマンだった人が行うべき準備です。

クレジットカードの作成
クレジットカードの作成

収入の証明が難しい個人事業者などはカードを作成するのは大変です。私も独立開業時にカードを作ろうとしたら審査が通らなかった経験があります。公認会計士協会提携カードでなんとか作りましたが、資格のない人はもっと大変だと思います。今はインターネットがビジネスに全面に出てくる時代です。ネットの決済はカードで行うことが多いです。カードがないとインターネット上で手足を縛られてしまうでしょう。

住宅の購入
住宅の購入

独立開業しても資金面は安心、もしくは小規模な資金で開業できる方は住宅の購入を検討しましょう。個人事業であると住宅を買うのは大変です。私の経験から言うと個人事業主は所得で収入を判断されますが、サラリーマンだと額面金額で評価してくれます。年収の過去3年間の3倍を住宅資金として目安として貸してくれますので、サラリーマンのほうが住宅購入は絶対的に有利です。

失業手当がいくらもらえるかの算定
失業手当がいくらもらえるかの算定

これは書くのが大変難しいのですが、失業保険は次の再就職を前提とした人が貰えます。よって独立開業を前提とした人は貰えません。しかし、独立開業時に失業保険を貰う人が多くいるのも事実だと思います。当座の生活費として、開業に向けた3ヶ月の間は失業保険を貰いながら、就職と開業のどちらかを選択するか真剣に考えるということもできるかと思います。もっとも、私は失業保険は貰いませんでした。職業安定所に行く気になれなかったのとそのようなお金を貰うようでは、男として気概が足りないと感じたからです。あとで、友人からちょっぴり失笑されました。なぜなら、その時は妻が働いていて生計を立てていたからです。

独立開業とは船出なので、航海の前に船にどんなような荷物を積むか、航路はどうするか、どれぐらいの設備の船で航海するかは非常に大事なことです。また、家族がいる方で今まで忙しかったかたなどは独立準備中などに、海外旅行などをして家族サービスをすることもやっておいた方がいいです。店舗を構えるような独立の場合、いったん出店するともう店を休むことはなかなかできません。その辺りはお財布と相談してください。